Rから始まる全てのアイテムに使用されている木型

パンプスの木型から生まれたとてもキレイなシルエットのアイテムです。

ベストセラーのパンプスの木型をもとに、私共が持つ靴に関する知識の全てを注ぎ込みました。例えば、アーチを大幅にえぐり、重心をカカトへ寄せ、つま先の厚みを２サイズ分アップさせたり。カカト部体積のダウンサイズや小指部分の角度を大きくした事など。

靴の履き心地の良さを決めるのは木型。　素材の柔らかさや底材のクッション性なども重要ですが、木型に問題のあるシューズはいくら素材が良くても履き心地は良くはならないはず。　木型によって幅や厚みやヒールの高さなどが異なりますので、ご自身に合っていれば履き心地は良くなり、合わなければ、疲れたり最悪の場合、それらが原因で”靴ズレ・外反母趾・関節痛”などの体のトラブルが発生します。　

なぜパンプスの木型をベースにスニーカーを作ったか。　パンプスの木型は無駄がなくフィット感がとての良い事、特にカカトのホールド感が素晴らし事。　そしてその木型から生まれたスニーカーはスッキリ見えてスカートにだって似合う、レストランだって気おくれしない、どこへでも気楽に行けてしまう。　いつも一緒にいられるアイテムになってもらえると考えたからです。　スポーツブランドのスニーカーとは一線を画す存在です。

曲線をキレイに見せる為、各パーツの結合部分は可能な限りミミ折り加工を施します。　パンプスを作る職人にとっては当たり前の事。　革の断面を極力みせずカジュアルな雰囲気を抑えます。

足の悩みを抱えているお客様が多い昨今。　幅を気にされて緩すぎる靴を履かれている方を多く見受けられます。　「緩くてラク」よりも「フィットしてラク」の方が本来は良いと思います。しかしお好みや慣れもありますので、徐々にその良さを感じていただければ幸いです。